水曜どうでしょう聖地・平岸高台公園の現在!旧社屋跡地と巡礼ガイド
北海道テレビ(HTB)の伝説的深夜番組『水曜どうでしょう』において、数々の名場面を生み出した「前枠・後枠」のロケ地、札幌市豊平区の平岸高台公園。大泉洋氏と鈴井貴之氏(ミスター)が時に着ぐるみ姿で飛び跳ね、時に雪山へとダイブしたあの急斜面は、放送開始から長い年月を経た今もなお、全国からファン(通称・藩士)が絶え間なく訪れる屈指の聖地です。
2018年秋にHTB本社が札幌市中央区の複合施設「さっぽろ創世スクエア」へ完全移転して以降、旧社屋周辺の景観は大きく変貌を遂げました。かつて局舎がそびえ立っていた高台の街並みはどのように刷新され、聖地としての平岸高台公園にはどのような変化があったのか。現地取材に基づく最新の様子から、アクセス、駐車場事情、巡礼時のマナーまで徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:HTB旧社屋跡地は美しい住宅街へと再開発されたが、公園の芝生斜面や『水曜どうでしょう』記念碑など聖地の象徴は現在も健在。
- 要点2:最寄り駅の地下鉄南北線「南平岸駅」から徒歩約4分でアクセス可能だが、公園内に一般用駐車場はないため公共交通機関の利用が基本。
- 要点3:閑静な住宅街に位置するため、早朝・夜間の訪問を避け、写真撮影や見学時は近隣住民への配慮が不可欠。
【現在の様子】HTB旧社屋の移転から現在へ|平岸高台公園はどう変わったのか
HTBが社屋を移転した際、ファンの間では「あの公園やロケ地の風景はどうなってしまうのか」という懸念が広がりました。かつて局の屋上でシンボルとして親しまれていたマスコットキャラクター「onちゃん」の巨大オブジェは社屋解体とともに撤去され、広大な敷地は大規模な宅地造成へと舵を切りました。
現在、旧社屋の跡地は戸建て住宅地や分譲マンションが整然と立ち並ぶ美しい街並みへと刷新されています。しかし、隣接する平岸高台公園そのものは札幌市の都市公園としてそのまま保全されており、番組で幾度となく画面に映し出された独特のすり鉢状斜面は当時の地形を完全に維持しています。
さらに旧社屋跡地の一角には、地域の歴史と番組の功績を後世に伝えるための記念碑が整備されました。かつてテレビ局と公園が隣り合っていた熱気は穏やかな住宅街の日常へと溶け込みましたが、ファンが足を運んだ際に感じる「あの空間に立っている」という臨場感は今もまったく色褪せていません。
【前枠・後枠のロケ地】大泉洋と鈴井貴之が駆け抜けた「あの芝生斜面」の魅力
平岸高台公園が『水曜どうでしょう』のロケ地として選ばれた最大の理由は、当時のHTB社屋の裏手口を出てすぐという圧倒的な利便性にありました。制作陣が思いつきの演出を即座に試せる実験場として機能し、大泉洋氏の軽妙なトークや理不尽な衣装設定、鈴井貴之氏の体を張ったアクションが次々と撮影されたのです。
実際に現地へ足を運ぶと、画面越しで見る以上に傾斜角の急さに驚かされます。すり鉢状の底面に向かって一気に下るこの斜面を、スキー板やソリ、あるいは生身で滑り落ちていた出演陣の身体能力と過酷さを肌で実感できる場所です。
公園の頂上付近からは札幌市街の街並みを遠望でき、天候の良い日には心地よい風が吹き抜けます。番組初期の手作り感あふれる空気と、大泉洋氏が全国区のスターへと駆け上がっていった原点の熱量が、この緑豊かな斜面には凝縮されています。
【見どころまとめ】ファンなら押さえたい記念碑と「onちゃん」スポット
現在の平岸高台公園とその周辺を訪れる際、絶対に見逃せないスポットがいくつか存在します。単に景色を眺めるだけでなく、歴史の足跡を辿ることで巡礼の充実度は大きく高まります。
まず注目すべきは、旧社屋跡地の緑地に設置された「水曜どうでしょう記念碑」および「HTB開局の地」レリーフです。番組の放送開始25周年を記念して建立されたこのモニュメントには、番組のロゴや名台詞、そしてonちゃんのシルエットが刻み込まれており、記念撮影の定番スポットとなっています。
また、公園内の遊具エリアや階段の配置など、番組のカット割りそのままのアングルをファインダーに収めるのも聖地巡礼の醍醐味です。積雪期には地元の子どもたちが楽しむそり滑りのゲレンデとしても賑わい、四季折々で番組の名場面と重なる風景に出会えます。
【アクセス&徒歩ルート】南平岸駅から公園への迷わない行き方
平岸高台公園へのアクセスは、札幌市営地下鉄南北線を利用するのが最もスムーズで確実です。道順は非常にシンプルですが、高台という地名通りに坂道を登るルートとなります。
最寄り駅は地下鉄南北線の「南平岸駅」(旧・霊園前駅)です。大通駅やさっぽろ駅からの所要時間は約8〜10分と、札幌中心部からの移動も容易です。
駅から公園までの徒歩ルートは以下のステップで進むと迷いません。
1. 南平岸駅の東出口を出て、白石・藻岩通(道道453号)方面へ向かいます。
2. 駅前の坂道を東方向(丘の上に向かう方向)へまっすぐ道なりに上ります。
3. 徒歩4〜5分ほど歩くと右手に緑地が広がり、平岸高台公園のすり鉢状の傾斜地が見えてきます。
勾配のある上り坂が続くため、歩きやすいスニーカーなどの靴で訪れることをおすすめします。特に冬季は坂道が凍結し滑りやすくなるため、足元への警戒が欠かせません。
【駐車場&訪問マナー】聖地巡礼前に知っておくべき注意点とコインパーキング情報
訪問を計画する上で最も注意が必要なのが、平岸高台公園には専用駐車場が一切ないという点です。公園周囲の道路は道幅が狭く、駐停車禁止区域に指定されています。近隣住民の生活道路でもあるため、短時間の路上駐車であっても絶対に行ってはいけません。
自家用車やレンタカーで向かう場合は、南平岸駅周辺にあるコインパーキングに車を停め、そこから徒歩で移動するのが鉄則です。駅周辺には複数の時間貸し駐車場が点在しており、平日・土日を問わず利用可能です。
さらに、現地を訪れる際は以下のマナーを徹底しましょう。
・静粛な環境の維持:早朝や夜間の大声での会話、番組の名台詞を叫ぶといった行為は厳禁です。
・プライバシーへの配慮:旧社屋跡地を含む公園周囲は完全な住宅街です。住宅の窓や住民の方々が写真に写り込まないよう撮影角度に配慮してください。
・ゴミの持ち帰り:公園内にゴミ箱は設置されていないため、発生したゴミは必ず各自で持ち帰る必要があります。
【平岸高台公園】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:公園の見学にどれくらいの所要時間を見ておけば良いですか?
A1:公園全体の散策と記念碑の見学、写真撮影を含めて約30分〜45分程度が一般的な目安です。地下鉄での移動時間を含めても、札幌中心部から往復で1時間半ほどあれば余裕を持って楽しめます。
Q2:冬の積雪期でも公園に入ることはできますか?
A2:冬季も立ち入り自体は可能で、一面の銀世界となった「雪の前枠・後枠」そのままの景色を体験できます。ただし、園内の歩道は除雪されていないエリアが多く、斜面は非常に滑りやすいため、防寒靴や滑り止めスパイクの着用が必須です。
Q3:平岸高台公園の近くにHTBの公式ショップやグッズ売り場はありますか?
A3:旧社屋時代にあった局内ショップは現在ありません。公式グッズの購入や展示の見学を希望される場合は、札幌市中央区の「さっぽろ創世スクエア」1階にあるHTB本社タリーズコーヒー併設ショップへ立ち寄るルートが最適です。
まとめ:時を経ても色褪せない「どうでしょうの聖地」を歩く
札幌の街並みが新陳代謝を繰り返す中でも、平岸高台公園は番組を愛する人々の心をつなぐ特別な空間として大切に守られ続けています。かつての社屋は住宅街へと姿を変えましたが、目の前に広がる芝生の傾斜と吹き抜ける風は、当時の放送画面と寸分違わぬ感動を与えてくれます。
旅の途中に立ち寄る際は、地域の方々の穏やかな日常に敬意を払いながら、大泉洋氏や鈴井貴之氏が駆け抜けたあの日の情景に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。 (出典: 平岸 高台 公園(Yahoo!ニュース))