猫の恩返しのナトル役声優は誰?猫種や性別の裏設定とナトリとの違い
スタジオジブリの名作アニメーション映画『猫の恩返し』。金曜ロードショーでの定期放送やジブリパークの人気エリア展開を通じて、今なお幅広い世代の心を掴んで離しません。主人公の吉岡ハルを取り巻くユニークなキャラクターたちの中でも、ひときわ強烈な存在感を放っているのが、猫王の傍らで軽快に動き回る側近猫・ナトルです。
垂れ耳の愛らしいビジュアルと、どこか憎めない飄々としたキャラクター性、そして一度聴いたら忘れられない個性的なボイスは、視聴者の間でも常に注目の的となっています。今回は、ナトルの声優を務めたキャストの正体をはじめ、モデルとなった猫種や性別の設定、さらには相棒であるナトリとの決定的な違いまで、作品をより深く楽しむためのディープな情報を余すところなく紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:ナトルの声優はタレント・女優の濱田マリが担当し、アドリブ感あふれる唯一無二の演技でキャラクターの魅力を確立。
- 要点2:外見のモデルとなった猫種は垂れ耳が特徴のスコティッシュフォールドであり、公式設定上の性別はオス(雄)。
- 要点3:冷静沈着な第一秘書「ナトリ」と陽気でマイペースな第二秘書「ナトル」という側近コンビの好対照な役割分担が物語のコメディ要素を牽引。
【声優キャスト】ナトル役を演じた濱田マリの怪演と魅力
『猫の恩返し』の劇中で、猫王の意向を受けて人間界のハルのもとへ奇想天外な贈り物を届けに来るナトル。あの甲高くも耳に心地よい独特のリズム感を持つボイスを担当したのは、歌手・タレント・女優として多方面で活躍する濱田マリです。
濱田マリといえば、音楽グループ「モダンチョキチョキズ」のボーカルとして一世を風靡し、バラエティ番組のナレーションや数々のドラマ・映画でバイプレイヤーとして確固たる地位を築いてきました。スタジオジブリ作品への参加となった本作においても、持ち前の関西風味を感じさせるテンポの良い発話と愛嬌たっぷりのトーンが遺憾なく発揮されています。
単なるアニメ的な可愛らしさにとどまらず、どこかお調子者で世間知らずな宮廷官吏の雰囲気を絶妙なニュアンスで表現した演技力は、ジブリ映画の声優キャストの中でも屈指のハマり役として高く評価されています。ハルを強引に猫の国へと誘うシーンでも恐怖感を抱かせず、どこかコミカルでファンタジックな世界観へと観客を引き込む重要な推進力となりました。
【モデルとなった猫種】ナトルはスコティッシュフォールド?外見の特徴を検証
ナトルのビジュアルを語る上で欠かせないのが、ペタッと前方に折れ曲がった小さな耳と、まん丸の大きな瞳です。作中に登場する多種多様な猫たちの中でも明らかに異彩を放つこの特徴から、モデルとなった猫種はスコティッシュフォールドであるとされています。
スコティッシュフォールドは、1960年代にスコットランドで発見された突然変異の折れ耳猫をルーツに持つ人気品種です。穏やかで人懐っこく、好奇心旺盛な性格が特徴とされており、劇中で見せるナトルの人懐っこい仕草や、ハルに対して屈託のない笑顔で接するマイペースな振る舞いは、まさにこの品種のイメージそのものといえます。
アニメーション制作を手掛けた森田宏幸監督をはじめとするスタッフ陣は、猫たちの骨格や動きを徹底的に研究。ナトルが移動する際の軽快なステップや、手首を柔らかく使って案内するコミカルなポーズの数々には、愛猫家なら思わず頬が緩んでしまうような猫特有のチャーミングさが凝縮されています。
【性別と正体】ナトルは男の子?劇中の立ち位置と知られざる裏設定
濱田マリのハイトーンな声色や小柄で可愛らしい容姿から、「ナトルは女の子(メス猫)なのではないか?」と疑問に思う視聴者も少なくありません。しかし、公式の設定資料および劇中における王宮内での身分上、ナトルの性別はオス(雄)として描かれています。
猫王に仕える側近としてのナトルの正体は、宮廷の第二秘書という重職です。絶対的な権力を持つ猫王のわがままに振り回されながらも、実働部隊として人間界と猫の国を自在に行き来する機動力を備えています。ハルの学校の靴箱を大量のネズミで埋め尽くしたり、庭を猫じゃらしでいっぱいにしたりと、猫にとっては最高級の贅沢を善意100%で押し付けてくる天然な行動様式も、彼の立場ゆえの任務遂行でした。
性別を超越したマスコット的な愛らしさと、権力中枢にありながらどこか抜けているギャップこそが、ナトルというキャラクターを単なる悪役の手下に終わらせない大きな要因です。
【ナトリとナトルの違い】猫王を支える側近コンビの役割分担を徹底比較
『猫の恩返し』を鑑賞する際、名前が似通っていることから混同されやすいのが、猫王のもう一人の側近であるナトリです。この2匹の側近猫は、容姿から性格、役職に至るまで見事な対比構造を描いています。
第一秘書を務めるナトリは、スマートな体躯をした灰色の毛並みにメガネ(片眼鏡)をかけたインテリ猫です。俳優の佐戸井けん太が声を担当し、常に沈着冷静、猫王の無茶な命令にも頭脳明晰に対処する参謀役として宮廷を取り仕切っています。
一方のナトルは、前述の通り第二秘書として現場での実務や連絡係を担当。策士肌でどこか油断ならないナトリに対し、ナトルは感情豊かで行動派、事態が混乱すると真っ先に慌てふためくコミックリリーフの役目を担っています。この「クールな頭脳派・ナトリ」と「お気楽な行動派・ナトル」という凸凹コンビの掛け合いが、物語のテンポを小気味よく加速させるスパイスとなっています。
【名セリフ&かわいい名場面】独特の語尾とマイペースな行動録
劇中におけるナトルのセリフは、その独特な抑揚と語尾によってファンの間で長く親しまれています。人間界と猫の国の常識のズレを全く気に留めない、無邪気でマイペースな言い回しが印象的です。
ハルの自宅を訪れ、猫王からの感謝状を読み上げる際の「ハル様へのお礼のお届け物に参りましたニャ〜」という挨拶や、大量のプレゼントを前に困惑するハルに対して放つ「ご満足いただけましたでしょうかニャ?」といった問いかけは、悪意が一切ないからこそクスリと笑いを誘います。
また、物語のクライマックスで城が崩壊していく中、猫王の無茶ぶりに巻き込まれて「あちゃ〜!」「たいへんニャ〜!」とじたばた逃げ惑うシーンなど、一挙手一投足に詰め込まれたコミカルなアニメーション表現も見逃せません。
【キャラクター一覧と配役】ジブリ屈指の豪華声優陣を総覧
『猫の恩返し』が2000年代を代表するエンターテインメント作として愛され続ける背景には、ナトル役の濱田マリをはじめとする豪華なキャスト陣の存在があります。主要キャラクターと声優の配役を改めて整理しました。
主人公・吉岡ハル役には透明感あふれる演技を見せた池脇千鶴、紳士的なバロン(フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵)役には気品漂う声の袴田吉彦が起用されました。さらに、傍若無人ながら圧倒的なカリスマ性を放つ猫王を名優・丹波哲郎が重厚かつユーモラスに演じ切っています。
加えて、物語のキーマンとなるルーン王子役を山田孝之、心優しい白猫ユキ役を前田亜季、巨体のムタ(ルナルド・ムーン)役を渡辺哲が務めるなど、実力派俳優陣が勢揃いしました。こうした個性豊かな顔ぶれの中で、ナトルが見せる飄々としたスパイスは、作品全体の軽快なファンタジー色を決定づける欠かせない要素となっています。
【猫の恩返し ナトル】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ナトルの性別はメスではなくオスなのですか?
A1:はい、公式設定資料においてナトルの性別はオス(雄)とされています。声優を務める濱田マリさんの可愛らしいハイトーンボイスや小柄な容姿からメス猫と誤解されがちですが、猫王に仕えるオスの第二秘書官です。
Q2:ナトルとナトリの名前が似ていて覚えにくいのですが、どう見分ければ良いですか?
A2:外見で見分けるのが最も簡単です。「メガネをかけていて背が高く、毛が灰色で真面目な秘書」がナトリ、「垂れ耳で丸顔、茶色系の毛並みで明るくお調子者」がナトルと覚えると劇中でもすぐに判別できます。
Q3:ナトルがハルに届けたプレゼントにはどんなものがありましたか?
A3:ハルの通学靴の中に詰め込まれた大量の生きたネズミ、庭一面に植え付けられた大量のマタタビ(キャットニップ)、学校の下駄箱に敷き詰められた猫じゃらし、そして人間用の高級ゴルフクラブ(猫王からの進物)など、猫社会の価値観に基づいたシュールな品々が届けられました。
まとめ:愛され続ける名脇役ナトルの魅力
スタジオジブリ作品の中でも、屈指のポップさと痛快なストーリーテリングを誇る『猫の恩返し』。その世界観を一段と華やかに彩っているのが、スコティッシュフォールドをモデルにした愛らしい側近猫・ナトルの存在です。
濱田マリによる絶妙な声の演技、猫王やナトリとの秀逸な掛け合い、そして観る者を飽きさせない奔放な振る舞いは、公開から年月を経た現在でも色あせることはありません。次回『猫の恩返し』を鑑賞する際は、物語の筋を追うだけでなく、画面の隅々で愛嬌を振りまくナトルの細かな表情や仕草にもぜひ注目してみてください。 (出典: 猫 の 恩返し ナトル(Yahoo!ニュース))